書を評する、略して書評②(人生の勝算)
今回は僕の好きな前田裕二さんの本「人生の勝算」について紹介します。
この本は、SHOWROOM社長の前田裕二さんの壮絶な半生が描かれています。
8歳で両親を亡くし、そこからお金を稼ぐために小学生で路上ライブをしてお金を稼いだり、グレて周囲に迷惑をかけても兄に愛情かけて育ててもらいながら、自身の価値観や生き方について書かれています。
中でも僕の紹介したい好きな部分は2点あります。
1点目は
「人の好きな部分をみつけて自分から本気で好きになる」
です。よく、「人から好かれるようになれ」という事は聞いた事はありましたが、自分から好きになる方が大事だなと思いました。
これは、前田さんが証券で働いていた時に出会った上司の宇田川さんから、他人と接して、その人のいいところや、感謝できるポイントを自然に見つけて、自分から本当に好きになると、結果として周りからも好かれるようになるみたいです。
2点目は
「当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける」
です。これも宇田川さんの影響を受けて、そこから4時半から出社して、9時開始の仕事までの4時間で、資料の下調べ、新聞の読み込み、海外マーケットの情報をアップデートをして、実務の下準備を完了させる事を毎日やって、誰よりも早く会社に行き、誰よりも遅くまで一生懸命働く事を毎日やっていたそうです。
これこそが圧倒的努力なんだなと驚きしかありませんでした。
とりあえず、どれも目からウロコの内容ばかりでした。
それくらい僕にとってこの本は衝撃の一冊でした。
こんなに様々な困難にぶつかっても、運命は後天的な努力によって必ず乗り越えられるんだなと勇気をもらいました。
それまでビジネス本はまともに読んだ事なくて、偉そうな事を書いてるしょうもない本くらいしか思ってませんでしたが、これを読んで僕もこういう人になりたいという憧れの人になりました。